
名物の水餃子を食べにいったつもりが、結局焼き餃子に惹かれてしまう横浜市民・ぴぐもんです。
食べ歩きを趣味にしている人って多いですよね。
私の地元、横浜にも美味しい食べ物がたくさんあります。
横浜グルメを楽しむなら、候補にあげたいのが中華料理!
中華街が有名な横浜は、中華料理店の宝庫。
ラーメンに餃子に小龍包、春巻き、肉まんに北京ダック!
ボリュームも味も大満足のお店が数多く存在します。
でも、どこが美味しいかって判断しづらいものですよね。
有名な中華街のお店だって全部美味しいお店とは限らないし、口コミサイトはちょっと当てにならないし…。
失敗だけは絶対にしたくない!
そこで今回は横浜市民で中華好きの私が、自分自身の経験や知人友人のおすすめ、地方雑誌やローカルニュースなどありとあらゆるところの情報を集め、地元民からの支持が厚いお店を徹底調査しました!
横浜に中華料理を食べにいくときはぜひ、参考にしてみてくださいね。
1.奇珍
JR山手駅から徒歩10分(石川町駅から徒歩12分)のところにある奇珍。
見るからにレトロな雰囲気は、古い歴史を感じさせます。
平日の11時30分に到着すると店内には2名のお客さんのみ!
12時をすぎるとすぐにテーブルがうまってしまったので、お昼前のこのタイミングにいくのがおすすめかもしれません。
極太の竹の子がたっぷり!インパクト強めな竹の子そば
756円の竹の子そばは、このお店の名物!
知らぬ人はいない、おなじみメニューです。
商品名にもある竹の子は長さ10cm弱の極太サイズで量もたっぷり(8本も!)。
竹の子、ねぎ、そばといったシンプルな食材のみの逸品で、甘くてしっかりした味付けの竹の子があっさりやさしい鶏ガラスープとあいまってとてもいいバランスに仕上がっています。
かみ切りやすく、食感も楽しめるベストな煮込み具合も、おいしさの理由かもしれません。
麺は極細のストレート麺。この細さが、スープとよくからんですごくおいしかったです!
竹の子、スープ、麺の3つの味のハーモニーをそれぞれ楽しみながら口に運んでいると、あっという間に完食…!
一度にこんなに竹の子を食べることのできる中華そばは、ほかにないはず!
公式HP:なし
2.萬里
JR桜木町駅から徒歩数分、飲食店がつらなる路地裏にたたずむ萬里は、「日本の焼き餃子発祥のお店」といわれているお店です。
平日の12時過ぎに到着し、1階のカウンター席に案内されました。
宴会向けなのか2階席もあるようでしたが、お昼は準備中となっていました。
ひとくちサイズがうれしい!表面パリッ!クセのないスタンダード餃子
皮底についた香ばしい焼き色が食欲をそそる焼き餃子は、6個で330円。
食べてみると生姜の風味もちょうどよく、にんにくの加減も強くなく、女性や子どもでも食べやすい美味しさ!
どんな人でも「美味しい」と感じられる万能餃子です。
皮は少し厚め。一般的に餃子は弓なりの形をしていますが、萬里の餃子は棒状に近いシルエットです。
ひとくちでほおばれるサイズなので、女性でも2皿ぺろりと食べれてしまいそう。
麺やごはんメニューにプラスしても余裕です。
焼き餃子の元祖は「シンプル イズ ベスト」を貫き、誰からも愛される味を守り続けていることがわかりました!
公式HP:なし
3.李園
本牧で人気の中華料理店李園は山手駅からバスでもいけますが、私は元町中華街駅からのんびり歩いていき、大体徒歩20分ほどでお店に到着しました。
日曜日の12時20分、お店はちょうど満席でベストタイミング!
パッと見は「ここ?」と思うほど、目立った印象はないお店なのですが、扉を開くとすごい活気。
私と同時にお店に入店した5人組の若者たちは店前にタクシーでのりつけていました(駅からだと距離があるので)。
口コミ人気の高さから訪れる人も多いようです。
軽くて胃にやさしい!あっさり・さっぱりトマトタンメン
780円のトマトタンメンは濃厚でどろっとしたトマトスープを想像していましたが、どちらかというと真逆!
あっさりとしたスープにほんのり感じるトマトの酸味とやさしい甘みがベストマッチ!
具材はトマト、きくらげ、葉野菜、豚肉の細切り。トマト以外の具材の量は控えめです。
少しとろけたトマトのなかに熱いスープがしみこんでいるので、フーフーしてから口にいれても「ほふほふ」してしまう熱さ!
麺は中華麺というより、にゅうめんに近い白くて細い麺です。
麺が重くないし、スープも脂っぽくないので女子ウケは確実!
お腹にたまりにくく、私も最後まで美味しくいただけました。
夏バテする季節もあたたかいまま、ゆっくり食べたいタンメンです。
公式HP:なし
4.菜香新館
中華街大通りをそれてすぐのところにある菜香新館は、5階建ての中華レストラン。
飲茶フロア、レストランフロア、宴会フロアにわかれているのでデートランチや大人数の食事会などさまざまなシーンで利用できます。
土曜日の12時に訪れるとすでに10組待ちでしたが、待ち合い席があるので外で待つ必要はありません。
40分ほどで、1階の飲茶フロアに案内されました!
ゴロッとした大ぶりえびを存分に味わう海老のウエハース巻き揚げ
これぞナンバーワン点心!ほおばるとサクサクなウエハース揚げは2個で580円!
なかにはゴロっとした大ぶりなえびたちが…!
ぷりぷりな食感と、かんだ瞬間に感じる素材そのものの甘さに「えびってこんなに美味しかったんだ」と感動しました!
衣も薄めだから油っぽさがなく、添えられたマヨネーズがなくても十分においしいです。
ゆっくりフロアを回遊する店員さんの数がとても多いので、手をあげて呼び止める前に目線で気付いてくれたのが地味にうれしかったです。
5.謝甜記 貮号店
大通りにある一号店からわき道にそれ、菜香新館を通りすぎたところにある謝甜記 貮号店。
なぜか一号店ではなく、こちら貮(二)号店のほうがお客さんが多いようです。
貮号店は丸ぶちメガネがチャームポイントの大柄なサンタクロースの人形がお店の前にどでん!とおかれています。
日曜日の13時半に到着すると、すでに20人以上待ちの大行列!
人気の高さが伺えます。
35分ほど待ち、ようやく入店することができました。
中華粥一筋!凝縮された旨みは「食べに行きたくなる」おかゆ
1杯740円の牛肉粥は濃厚なダシがしっかりきいて腹持ちバツグン!
おかゆ特有のあっさり感、胃にやさしいイメージとは異なります。
トッピングは牛肉(おかゆの中にうもれてます)、ねぎ、パクチー、油条(揚げパンのようなもの)。
おかゆ自体にはお米のつぶつぶ感はほとんどなく、れんげですくいあげると、とろっとろ…。
かなり煮込まれた印象です。
普通サイズはラーメンどんぶり1杯分くらいの量ですが、その半分くらいの量の中椀サイズ(620円)もあります(上の写真は中椀サイズです)。
テーブルに常備されているラー油とザーサイとの相性はバッチリ!
好きな調味料を追加してパンチをきかすのも、そのままの美味しさを味わうのも自分で選べるのがうれしいですね。
謝甜記 貮号店の外観は白を基調としており、店内も中華料理店というよりランチも提供するカフェのような雰囲気なのでデートにもおすすめです!
6.山東 1号店
中華街大通りをわき道にはいるとすぐにある、黄色い看板が目印の山東1号店。
こじんまりとしたお店で、道の奥には2号店の看板も見えます。
土曜日の13時半ごろに訪れると、4組ほどのお客さんが並んでいました。
25分ほど外で待ち、2階席へと案内されました。
あふれだす肉汁をココナツ風味ダレでいただく水餃子!
10個入り756円の水餃子は、もちもち皮でボリューミィ!お店秘伝のタレが新鮮でした!
家庭中華料理店、山東の看板メニューは完全手作りの「水餃子」です。
なんともかわいらしいコロンとしたフォルムにしばし癒されます…。
こちらのお店には、お店秘伝のタレひとつしか卓上にありません。
このタレにはココナッツが使われていて、なるほど水餃子をほおばる瞬間にふんわり甘いココナッツの香りがただよいました。
ココナッツのシャりシャりした食感もおもしろいです!
皮は厚みがあってボリュームたっぷり。
そのため、ひとくちで食べるのが難しく、ふたくちで食べようとするのですが、あふれでる肉汁がもったいなくて結局大口を開けて食べきってしまいました。
デート中の食事は品よく見せたい、という方もここでは大口で美味しくいただきましょう!
山東 1号店(サントン)
公式HP:なし
7.横浜中華街 北京飯店
北京飯店は中華街大通りの入り口にある、とてもわかりやすいお店です。
中華街大通りにはたくさんの肉まん屋さんがありますが、こちらのお店は対照的にひっそりとしていて「ほんとに買えるの?」と心配になります。
というのも、ショーケースには間違いなく中華まんが並べてありますがケース上の引き戸が強風のため閉まっているので、自ら引き戸を開き、店員さんを呼ばなければいけません。
「買いたければ自ら呼ぶ」それも、このお店ならではの魅力かもしれませんね。
肉好きにはたまらない五目肉まん!中華街観光記念のお土産にも
ひとつ430円の五目肉まんは、ごろごろカットのお肉と椎茸、たけのこがぎっしり!
老舗の北京飯店は看板メニューの北京ダックを筆頭に美味しい中華を楽しめる名店ですが、密かに人気となっているのがこの五目肉まんです。
店頭で蒸したてをテイクアウトもできますし、お土産用に冷蔵のものをを入することもできます。
豚の角煮を食べているような、ほろっとした主張の強いお肉がとんでもなく美味しい!
大きく角切りカットされたたけのこも、またシャキシャキです。
味付けは濃すぎず、薄すぎず、椎茸や青菜、たけのこなど、ほかの食材の味もちゃんと楽しむことができます。
そして具材を包み込む、フカフカの皮の美味しさにも注目!
テイクアウトでいただくときも、おうちで蒸していただくときも、アツアツのまま、はふはふしながら食べましょう!
8.中国料理 彩龍
中国料理 彩龍 (サイリュウ)は、横浜ベイシェラトン ホテル&タワーズの3階にある中国料理レストランです。
ふかふかの絨毯を厳かな雰囲気のなかすすんでいくと、格式の高い高級感漂うお店の入り口があらわれます。
平日の12時半ごろにうかがいましたが、待っている人はいないものの8割がたお客さんでうまっていました!
中盤からじわじわ辛さがしみてくる、大人向け冷製坦々麺!
今回ご紹介するのは、単品注文できる1杯1,980円の冷製坦々麺!
高級広東料理店の彩龍は、「中華街より美味しい!」という口コミもあるほどの人気店。
コース料理はランチでも3,000円~となっている高級中国料理店の坦々麺は、そんじょそこらの坦々麺とは似て非なるものです。
まずは目から楽しめる彩りの美しさに注目!
ゴマとくるみペーストのベージュ、ラー油のオレンジ、緑の葉野菜と肉そぼろの茶色が合わさったアート作品のようなスープの上には、極細の白髪ネギがたっぷり…。
ひと口飲んでみると、深いコクのなかにピリリとくる辛さがきます…!
白髪ネギと同じくらい極細のコシのある麺は箸でもちあげるとコク深スープに絡みまくり、口にいれれば濃厚さにうっとり。
最初は「麺が細すぎて、物足りなくなるかも」と思いましたが、しっかり濃いめのスープのおかげで細さによる物足りなさはありませんでした。
最初はなんてことのなかったラー油と山椒による辛さも、中盤からじわじわきいてきて、冷製なのに体があつくなってきます。
ちょこんと添えられたザーサイもうれしい、上品だけど、パンチある辛さを堪能できる坦々麺。
暑い夏にもおすすめです!
9.馬さんの店 龍仙 本館
中華街大通りから少しはずたところにある、馬さんの店 龍仙 本館は穴場中の穴場。
本格的でおいしい中華料理が行列に並ばずともすぐに食べられると人気です。
ザ・中華料理店というにふさわしい赤を基調とした庶民的な店構えは、メニュー写真が大きくて親切。
日曜日の13時というお昼どきに伺いましたが行列はなし!
お店にはいると9割がた席がうまっていて、ちょうど満席になったところでした。
上海名物!甘めのタレが米にしみこむ、五目もち米焼売!
5個入り550円の五目もち米焼売は、色づいたもち米のもちっとした食感が食べ応えあり!
皮につつまれた部分はムチッとしたちまきごはんのようです。
しっかりした甘いしょう油系の味付けがしてあり、旨味がきいているのでタレがなくても十分に美味しい…!
味が濃いのにしつこくなく、香ばしさにまた食べたくなるという不思議な点心。
この日は小龍包、焼き餃子も頼みましたが、五目もち米焼売はダントツの美味しさでした。
この焼売だけ食べに、また必ず来ます!
朝7時オープン、深夜3時までと心配になるくらいの長い営業時間もこちらのお店ならでは!
お粥なども人気なので朝ごはん代わりに、また飲み会の〆にといろいろ使えるお店です。
10.萬珍樓
元町中華街駅をでて中華街大通りをすすんでいくとあらわれる、超有名老舗中華料理店の萬珍樓。
お店には平日の12時半に到着しました!
受付のお姉さんから「満席なので30分はお待ちいただくかと…」といわれたものの、実際は10分待たずして席に案内してもらえました。
老舗中華店の本領発揮!パンチに頼らず、素材のおいしさで勝負する姿勢に完敗
1300円の五目炒飯はプロの手腕を感じるパラパラの焼き加減!
なかにはふっくらしたえび、卵、ねぎ、細かく刻まれた焼き豚がはいっています。
濃すぎず、薄すぎない「ちょうどよい味付け」で調味料やスパイスに頼らない。
だからこそ、素材の美味しさがしみわたっています。
ラーメン屋さんのセットについてくる味の濃い半チャーハンとは別世界の食べもののよう…
炒飯特有の脂っこさもなくて、箸がすすみました…!
料理提供の際は店員さんから「おとりわけしますか?」といってもらえたのでお願いすることに。
機敏でムダがなく、あたりのやさしい店員さんの接客ふくめ、店内は重厚感があって高級中華料理店の名にふさわしい雰囲気。
ランチコースは1人2800円からありますが、2人など少人数でおとずれる場合は単品メニューから好きに選ぶのもおすすめです。
おわりに
横浜地元民がこっそり教える、本当にウマイ中華料理屋10選をご紹介しました。
「美味しい中華を食べ歩きしたい!」と思ったときにはぜひ訪れてみてほしいです。
以上、美・エージェントライターのぴぐもんでした!
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