
東京在住、美味しいもの大好きライターのクラカオです。
東京で美味しいものと言えば、
を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?プロの方が仕入れに訪れる魚河岸築地。
仕入れたばかりのネタでいただく築地の朝ごはんはやはり絶品です!
でも、「築地」ってなんだかちょっと敷居が高い気がして、気になるけど行ったことない人が実は多いんですよね…。
確かに、何時に行けばいいのか、どうやって行けばいいのか、どこに行けばいいのか…。
初めてだと分からないことばかりですよね。
でも安心してください!
今回は地元民の私が「築地の中でもおすすめのご飯処」をご紹介します!
初めて行く人が戸惑うこと、分からないこと、全部私が解説します♪
入りやすくて美味しいお店もご紹介していますから、築地に興味のある方は必見です!
それでは早速築地の街をご紹介していきますね。
はじめての築地はここに注意!
築地って、テレビや雑誌でよく紹介されますが、実際どんなところで、どんな人がいるのか分からなくてちょっと不安だったりしますよね。
そこで、今回は築地初心者の方のため、基本の基本からお教えします!
場内と場外って何が違うの?
築地のお店などを調べると、よく「場内」「場外」という記述を目にすると思います。
その場内・場外の違いを今から説明していきますね。
場内はいわば業者用の魚市場
これは実際に行ってみるとよく分かるのですが、「場内」は業者の方が買い付けに来る魚市場です。
テレビなどで、魚を競り落とす場面を見たことがあるかと思いますが、あの競りをやっているのが「場内」です。
いくつかの入り口には門がありますが、特に制限なく入ることができます。
休日:には、正門入り口に立っている警備員さんが場内の地図を配っています。
活気があり、にぎやかですが、業者の方が仕事する場所ですから、軽トラックや、ターレットトラックと呼ばれる写真のような車がたくさんいます。
あくまでも魚河岸ですから、観光で行く際は邪魔にならないように注意しましょう!
中はとても広く、一般人は立ち入り禁止になっている場所も多いです。
入り口近くにちょっとした店が並んでいて、食事や買い物ができるようになっています。
「場内」として紹介されている店はそこに固まっています。
場外は活気があるお店が並ぶ場所
「場外」とは市場の外にあるお店のことを指します。
「場内」よりは落ち着いた様子ですが、ターレットトラックが通ることもあり、やはり活気のある場所です。
お店の数は「場外」の方が圧倒的に多いです。
一軒一軒のお店が小さく、路地も狭いので、大人数での散策には向きません。
どんな服装で行けばいいの?
どんな服、どんな靴で行けばいいのか、それもちょっと考えてしまいますよね。
場所は魚河岸です。
汚れてもいいようなラフな格好と歩きやすい靴で行きましょう。
場外は細い路地が多いですし、特に土曜日はにぎわっていますから、大きな荷物も厳禁です。
トランクなどは邪魔になりますから、駅のロッカーなどを利用し、築地散策には持ち込まないようにしましょう。
場内、場外にも荷物預かり場所がありますので、うまく利用すると快適に過ごせます♪。
団体で行ってもいいの?
本来は魚河岸なので、特に場内では邪魔にならないようにするのが大事です。
場外も小さなお店が多く、路地も狭いですから、行くなら少人数で行くのがおすすめ。
大人数の場合は、何組かに分かれていくようにするのがいいですね!
何曜日がおすすめ?
まずは基本情報として、水曜日と日曜日、祝日は築地市場はお休みです。
12月の年末近くはやっている場合もあるので、行く前に確認してみましょう。
平日の方が観光客が少ないので、行くなら平日がおすすめです。
土曜日は込み合いますが、「土曜サービス」を行っている店もありますので、土曜も楽しめます。
何時頃に行けばいいの?
築地は早朝から営業するのが特徴です。
特に場内のお店は5時前に開店し、昼過ぎには閉まってしまうのがほとんど。
場外のお店は早いところもあれば、10時に開店する店もあり、まちまちです。
地元民としては、早朝に場内をまわり、そのあと場外を回るのをおすすめします。
どちらも午前中に回るように計画を立てましょう。
カードでの支払いはできる?
基本的にカードの支払いはできません。
必ず現金を持っていきましょう。
支払いをスムーズに済ますためにも、千円札と小銭を用意しておきたいです!
築地に行くには今しかない!
築地市場は2016年豊洲に移転することが決まっています。
昭和10年に築地市場ですが、建物の老朽化や、増え続ける物量に対して場所が狭すぎることが問題になり、豊洲に移転することになりました。
移転するのは「場内」のみ。
「場外」の店舗はこのまま残る予定ですので、「場内」は豊洲、「場外」は築地、と別れてしまうことになります。
場内、場外の賑わいを一緒に楽しめるのは来年11月までです!
今のうちに是非一度足を運んでみてください!
築地への行き方
そんな築地へは銀座からも歩いて行ける距離なので、とても便利な場所です。
車でも行けますが土曜日は駐車場も込み合いますので、公共機関をおすすめします。
公共機関でのアクセス
公共機関はバスと地下鉄が利用できます。
どこの駅も築地からすぐなので便利です。
地下鉄利用の場合
- 都営大江戸線「築地市場」 A1出口 徒歩1分
築地場内への入口である、築地正門に一番近い出口です。 - 東京メトロ日比谷線「築地」1番、2番出口 徒歩1分
築地場外に近い出口です。 - 東京メトロ日比谷線/都営浅草線「東銀座」5番、6番出口 徒歩5分
築地本願寺が分かりやすいので、地図を見ながら行く場合はそれを目印にすると行きやすいです。
バスを利用する場合
- 東京駅南口から
豊海水産埠頭行き(都04)/晴海埠頭行き(都05)
「築地三丁目」下車 - 新橋から
業平橋行き(業10)「築地三丁目」下車
築地中央市場行き(市01)「築地中央市場」下車 - 錦糸町から
築地駅行き(錦11)「築地駅」下車
どこで降りても便利です♪
場内でおすすめの店
では、実際に築地市場をご案内します!
まずは、築地市場の場内から人気のお店をピックアップ♪
場内で人気のお店は、いつも混雑しています。
平日でも30分くらいは並ぶこと覚悟で出発しましょう!
かとう
おすすめ度:★★★☆☆
待ち時間:30分~
煮魚、焼き魚、刺身などの定食が食べられるお店。
お店の前はいつも行列です。
中は壁に向かったカウンターが背中合わせに作られており、席数は17席。
壁にはずらりとメニューが並んでいます!
かとうのおすすめはやっぱり煮魚の定食!
おすすめは煮魚の定食です。
定食には、ごはん、味噌汁、漬物、小鉢がついていて、とても家庭的♪
どこか懐かしい味がするお店です。
写真は金目の煮つけ、手前に写っているお豆腐にもよく味が染みています。
お刺身定食はお刺身がとても厚く切られているんです!
2センチはあろうかという厚さは、築地ならでは贅沢かも?
ちなみに、土曜日は定食メニューに+650円で刺身3点盛りがつけられます。
これはかなりお得ですよね!
かとう
- 営業時間:5:00~13:00
- 住所:東京都中央区築地5-2-1 築地市場8号館
- 休日:日曜、祝日、休市日
磯寿司
おすすめ度:★★★★☆
待ち時間:15分~
こちらも行列のお店ですが、海外の観光客が少ないのが特徴です。
他の店に比べると、比較的早めに入れます。
自慢の握りはどれを食べても大満足!
写真は「特上握り」。
お好みでもいただけます!
中は常連さんが多く、場内ならではの醍醐味が味わえますよ♪
磯寿司
- 営業時間:月~金6:00~21:00 土6:00~16:00
- 住所:東京都中央区築地5-2-1 築地市場10号館
- 休日:日曜、祝日、休市日
うなぎ米花
おすすめ度:★★★☆☆
待ち時間:20分~
炭火で焼いたふっくらしたうなぎが自慢のお店です。
海鮮のネタは季節によって変わりますので、いつ行っても楽しめます。
うな丼にはきも吸とお新香がついてきます。
うなぎと同じく炭火で焼いた焼き鳥もおいしいので、こちらもお試しください!
そしてこちらのお店、「うなぎ米花」ですが、実は一番人気は海鮮丼なんです♪
新鮮な魚介が豪快に盛られている贅沢三昧の丼です!
うなぎ米花
- 営業時間:7:00~12:30
- 住所:東京都中央区築地5-2-1 築地市場8号館
- 休日:日曜、祝日、休市日
仲家
おすすめ度:★★★☆☆
待ち時間:30分~
こちらは、海鮮丼のお店です。
お店の外にたくさんの写真が飾られていて、待っている間中悩んでしまいます。
どれを頼んでも具がたっぷりで、どんぶりからこぼれるほど!
これだけたっぷりでこのお値段はお得です♪
具がたっぷりの海鮮丼はどれもおすすめ!
メニューがいっぱいで迷ったら、やっぱり定番の海鮮丼!
海老に貝にまぐろに…などなど。
海の幸がたっぷり味わえます♪
仲家
- 営業時間:5:00~14:00
- 住所:東京都中央区築地5-2-1 築地市場8号館
- 休日:日曜、祝日、休市日
あんこう屋 高はし
おすすめ度:★★★★☆
待ち時間:30分~
店名にもなっている「あんこう」ですが、こちらはいつでも食べられるわけではなく、12月から3月までの限定です。
場内のお店ですが、遅めの8時開店。
魚の下処理に時間をかけており、そのこだわりぶりがわかります。
高はしのおすすめは穴子丼!
こちらの穴子は柔らかくてとろけてしまいそうなほど!
甘辛いタレとわさびの風味がよく合うんです。
値段は2000円と、少しお高めですが、食べれば納得!
値段の価値ありです。
あんこう屋 高はし
- 営業時間:8:00~13:00
- 住所:東京都中央区築地5-2-1 築地市場8号館
- 休日:日曜、祝日、休市日
場外でおすすめのお店
お店の数は場外の方が圧倒的に多いのが特徴!
食べ物の種類も多くなりますし、食べ歩きするのも楽しいところですよ♪
瀬川
おすすめ度:★★★★★
待ち時間:5分~
まぐろ丼1品のこのお店、道にそったカウンターだけで、席は6席のみ。
8時開店ですが、平日でも9時過ぎには品切れになってしまう人気店です。
10:30~再オープンしてくれますが、こちらも昼前にはあまりの人気にクローズするほど。
席が開いていたら迷わず入ることおすすめします!
メニューはまぐろ丼のみ!自慢の一杯のお味は絶品♪
注文すると目の前でまぐろ丼を作ってくれます。
漬けまぐろと酢飯の相性が抜群で、上に乗ったわさびと生姜と大葉の量がまた絶妙!
ちょうど美味しくいただける量だけのっているんです。
注文を受けてから漬けるという、こだわりの漬けまぐろが本当に美味しいのでぜひ一度食べてみてください♪
瀬川
- 営業時間:8:00~11:30(売り切れ次第終了)
- 住所:東京都中央区築地4-9-12
- 休日:日曜、祝日、休市日
きつねや
おすすめ度:★★★★☆
待ち時間:5分~
いつ行っても行列の絶えないお店。
大通りに面したお店はカウンターだけの小さな店ですが、周りでは立ったままホルモン煮をつついている人がいっぱい!
通りかかっただけで、八丁味噌のいい香りがして食欲をくすぐられます♪
名物は「牛丼」と「ホルモン煮」
大きなお鍋で煮られた「ホルモン煮」は意外とあっさりしたお味で癖がなく、ホルモンが苦手な人にもおすすめです!
牛丼もよく煮込まれていて、お肉味がしみています。
朝から牛丼を食べれば元気もりもりですね!
きつねや
- 営業時間:6:30~13:30(売り切れ次第終了)
- 住所:東京都中央区築地4-9-12
- 休日:日曜、祝日、休市日
築地虎杖(いたどり) 別館
おすすめ度:★★★★☆
待ち時間:20分~
築地虎杖は場外に何店舗かある店です。
どこも海鮮ですがそれぞれに得意な料理があります。
別館は細い路地の奥にあり、入口は狭いのですが、中に入ると立派なカウンターがあり、そのギャップに驚きます。
正に隠れ家的なお店です!
別館は江戸前寿司の店
こちらは、江戸前握りがおすすめです!
虎杖おすすめの、旬のネタがセットになっていますので、まずはそれを注文してみましょう♪
築地虎杖(いたどり) 別館
- 営業時間:月~土7:00~23:00 日、祝7:00~21:30
- 住所:東京都中央区築地4-10-16 築地四丁目町会ビル1F
- 休日:無
ハレの日食堂
おすすめ度:★★★★☆
待ち時間:5分~
場外の丼ものと言えばこちら!
いろんな種類の海鮮丼が揃っています。
外にカウンターの席がありますが、その奥には中で食べられる場所もあります。
特に冬は中の方がいいですね!
種類豊富な海鮮丼
海鮮丼の種類が多く、ひとつのメニューに何種類もの具がのっているので、どれにしようか迷ってしまいます!
「築地丼」と名前がついたものだけでも、松、竹、梅と3種類。
写真は築地丼(松)3780円です!
朝ごはんには贅沢ですが、おすすめしたい一品です。
高級ネタばかりなので意外にお得なお値段なんですよ♪
ハレの日食堂
- 営業時間:月~金7:00~21:00 土5:00~21:00 日、祝6:00~21:00
- 住所:東京都中央区築地4-10-5
- 休日:無
食べ歩きにおすすめ!
食べながら歩くのも、築地に来た醍醐味の一つです!
混雑時には注意が必要ですが、食べ歩きできるものをご紹介します。
魚雅
おすすめ度:★★★★★
待ち時間:0分~
小さな店舗の前にこんなにイカが並んでいます!
名物は写真の「イカぽっぽ焼き」。
小さないかが2杯もついてる、お得なイカ焼きです。
やわらかく煮込んであって、すぐにペロリといけちゃいますよ♪
魚雅
- 営業時間:5:00~13:00
- 住所:東京都中央区築地4-16-7
- 休日:日曜、祝日、休市日
鯨の登美粋(とみすい)
おすすめ度:★★★☆☆
待ち時間:0分~
鯨カツとから揚げが食べられるのは朝10時から。
少し歩き回って小腹がすいた頃にちょうど良い時間です。
鯨のから揚げは、紙コップに入った食べ歩きようなのもうれしい心配り♪
からっと揚げてあり、鯨の味が生きていて、鯨好きにはたまらない一品!
狭い路地に並んだ小さな店なので、見逃さないように!
鯨の登美粋(とみすい)
- 営業時間:10:00~14:00
- 住所:東京都中央区築地4-10-17
- 休日:無 (木曜イートイン休)
にっしん太助
おすすめ度:★★★☆☆
待ち時間:0分~
こちらはその店名通り、うなぎの蒲焼がおすすめ!
身がしっかりしていて、食べ応え充分♪
うなぎはやっぱりご飯やビールが欲しくなっちゃいますね~。
にっしん太助
- 営業時間:8:30~15:00
- 住所:東京都中央区築地4-13-18
- 休日:無
おみやげにはこれがおすすめ!
ご飯の後にちょっと甘いものを食べたいとき、ありますよね。
そこで、お土産にもできる、築地のおやつをご紹介します♪
茂助だんご
おすすめ度:★★★★☆
待ち時間:0分~
代表は串に3つ刺さったあんこのお団子です。
餡が厚く、素朴で素直な味♪
焼いて醤油を塗ってある醤油団子もシンプルでどこか懐かしい味がします。
他にも草団子や大福もありますので、和菓子が食べたい時にぴったりのお店です!
茂助だんご
- 営業時間:7:00~15:00
- 住所:東京都中央区築地4-14-18
- 休日:日曜、祝日、休市日
つきぢ松露
おすすめ度:★★★★★
待ち時間:0分~
こちらは卵焼き屋さん。
卵焼きを使った様々なメニューが並んでいます。
その中でも、こちらの名物は卵焼きサンド!
厚い卵焼きが挟まったサンドウィッチです。
「和風の卵焼きがパンに合うのかなー?」と思うかもしれませんが、これがすごく合うんですよ!
ぜひお試しください。
つきぢ松露
- 営業時間:月~土4:00~15:00 日曜、祝日、休市日10:00~15:00
- 住所:東京都中央区築地4-13-13
- 休日:無
築地さのきや
おすすめ度:★★★★★
待ち時間:5分~
こちらは、いわゆる「たい焼き」を売っているお店なのですが・・・。
築地らしく、まぐろをかたどった「マグロ焼き」という名称になっています♪
メニュー名も「本マグロ」と「中トロ」!
「本マグロ」はパリパリの皮につぶ餡が入ったたい焼き…ではなくマグロ焼き。
「中トロ」はもちっとした食感のしろい皮に、つぶ餡と杏が入っています。
おすすめは変わり種たい焼きの「中トロ」!
このつぶ餡と杏がもちもちの皮に良く合うんですよ~♪
あんこの甘さに甘酸っぱい杏がまざり、そのおいしさは絶妙です!
注文してから、もう一度型に入れて暖めなおしてくれますから、パリパリの状態で食べれるのも嬉しいです。
築地さのきや
- 営業時間:7:00~15:00 日曜、祝日、休市日10:00~15:00
- 住所:東京都中央区築地4-11-9
- 休日:日曜、祝日、休市日
まとめ
築地いかがでしたか?
「場内」からご紹介しましたが、まずは「場外」から散策するのもいいかもしれません。
築地の雰囲気に慣れてきたら、ぜひ「場内」の活気も感じてください!
ちょっと行きづらいなぁと感じて足が遠のいている方がいたら、是非この記事を参考に行って見てくださいね!
きっと何度でも行きたくなってしまいますよ♪
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