
こんにちは!家事より趣味に夢中になってしまいがちなライター、ERIKOです。
パンケーキ人気、まだまだ続いていますね。
大ブームこそ去ったものの、定番として安定した感があります。
という、一抹の疑いを捨てきれていなかったのも事実です。
しかし、そんなあまのじゃくな私の目を覚ます事件が起こりました。
北海道の六花亭喫茶室でホットケーキを食べたことです。
こ、これは…、おいしい!家で作るホットケーキと全然違う!
でも、使っている材料と調理器具は家庭とそんなに変わらないはず。
つまり、「材料の配合や手順のコツを掴めば、家で作るホットケーキが劇的に変化するということのでは!?」と、手作りへの興味がむくむくと湧いてきました。
そんなわけで、今回のネタは「ホットケーキミックスで作れる手作りパンケーキ」です!
友達4人と一緒に巷にあふれる人気レシピを実際に作って、20時間かけて理想のパンケーキを追及してみましたよ。
食感や焼き色なども忘れないようにしっかりメモし、いいとこどりの新レシピも開発!
実質的にホットケーキミックスで作る究極のレシピと言い切れる出来栄えなのでぜひ試してください!
勢い余って、夕飯の準備そっちのけでかわいい盛りつけやデコレーションも研究しちゃいました♪
あなたが理想のパンケーキに出逢えますように…!
パンケーキとホットケーキは違うのか?
レシピの紹介に行く前に、パンケーキとホットケーキの定義の違いについて説明します。
結論から言うと、厳密な定義の違いはないようです。
「hot cake」はアメリカ英語ですが、英英辞典では「pan cake」と説明されています。
- パンケーキ⇒あまり甘くなく、薄め。食事にもおやつにもなる。
- ホットケーキ⇒甘くて分厚い。食事ではなく、おやつ。
と、今はこんな感じでなんとなく使い分けられているようですね。
ちなみに、パンケーキの「パン」は、フライパンの「パン」だそうですよ。
ではでは、雑学はこのへんにして、パンケーキを作っていきますよ~!
人気レシピを食べ比べてみよう!
甘くないパンケーキがブームを牽引していることもあり、ホットケーキミックス不使用のレシピが人気です。
でも、やっぱりわたしは「ホットケーキミックスを使って簡単に本格的な味のパンケーキを作りたい!」のです!
時間をかけてネット上を探しまわり、まずはいろんなタイプの7レシピをピックアップしました。
これにホットケーキミックス(定番の森永ホットケーキミックスを使います)の袋に書かれているオリジナルレシピを加え、合計8種類のパンケーキを食べ比べて検証していきます。
パンケーキの試作&試食!
作る順番は以下の通り。
焼き立てを味わうため、作る→食べる→作る→食べる…を繰り返します。
- 基本のホットケーキ
- 薄焼きパンケーキ
- 厚焼きパンケーキ
- ヨーグルト入りパンケーキ
- レモン汁入りパンケーキ
- 乳清(ホエー)入りパンケーキ
- カルピスソーダ入りパンケーキ
- リコッタチーズ入りパンケーキ(bills風)
※評価や感想はすべて、生地だけをそのまま食べたものです。
※すべてメンバーの主観ですので、予めご了承ください。
基本のホットケーキ
参考レシピ:www.morinaga.co.jp
まずは森永オススメの基本レシピを食べてみないことには、比べようがありませんよね。
ということで、オリジナルに忠実に作りました。
「牛乳か水」ですが、牛乳を使っています。
作ってみた率直な評価はこちら!
ふわふわ感:★★★☆☆
もっちり感:★★☆☆☆
しっとり感:★☆☆☆☆
とろける感:★☆☆☆☆
「焼き色がすごく綺麗でそそるね~♪」
「油ひかないほうが焼き色が均一になるんだって」
「あ、これはよく知ってる食べ慣れたあの味!」
「うんうん、普通においしいね。何の不満もないよ」
「食感はふわふわと言うより、ふかふかって感じかな」
「ちょっとパサついてる。シロップかけたらすごくしみこむだろうね」
薄焼きパンケーキ
材料はオリジナルとまったく同じで、配合だけを変えたレシピです。
粉の量が約半分なので、これでおいしいならコスパも高いから嬉しいですよね!
参考レシピ:cookpad.com
作ってみた率直な評価はこちら!
ふわふわ感:★★★☆☆
もっちり感:★★★☆☆
しっとり感:★★★☆☆
とろける感:★☆☆☆☆
「折るだけで見た目がおしゃれになるんだね。これは発見!」
「わあ、味もおいしい~!これ好き♪」
「さっきよりしっとりしてる!」
「薄いからか、ふわふわって感じはないね。食感はもっちり系」
「ホットケーキミックスが少ないから(=砂糖が少ない)、さっきより甘さは控えめだね」
「これなら、きっとお料理にも合うね。サラダとか添えたい感じ」
厚焼きパンケーキ
参考レシピ:cookpad.com
厚焼きレシピは、有名カフェの再現レシピがたくさんありますが、ほとんどがオーブン調理です。
型なし&フライパン調理のレシピのうち、人気の高いレシピをチョイス!
作ってみた率直な評価はこちら!
ふわふわ感:★★★★☆
もっちり感:★★★☆☆
しっとり感:★★★☆☆
とろける感:★☆☆☆☆
「泡立て器だけどグルグル混ぜないっていう方法がおもしろいね」
「裏返したとき、じゅわ~って膨らむのがわかった!」
「焼き色もきれいだし、型なしでこれだけ厚焼きになるのはポイント高い!」
「基本のホットケーキよりはしっとりしてるし、ふわふわ感もあるね」
「でも、軽いって感じじゃなくて食べごたえはある。好みだな~」
「これは、バターとメープルシロップでシンプルに食べるのがいいね」
ヨーグルト入りパンケーキ
参考レシピ:cookpad.com
ヨーグルト入りはふわふわでもちもちになると聞き、クックパッドの大人気レシピを試してみることにしました。
牛乳の約半分をヨーグルトに替えるだけの手間いらずの簡単レシピです。
作ってみた率直な評価はこちら!
ふわふわ感:★★★☆☆
もっちり感:★★★★☆
しっとり感:★★★★☆
とろける感:★★☆☆☆
「大きさと薄い焼き色がなんかカフェっぽい!」
「ヨーグルトが入ってるから、もっちり&しっとりしてるね」
「これはかなりレベルが高い~♪」
「バターの塩気で、生地の甘みが引き立ってる」
「これが今のとこ1位かな」
「でも、生地だけを食べると、“とろける”とまではいかないね」
レモン汁入りパンケーキ
参考レシピ:news.mynavi.jp
レモン汁を使って牛乳を分離させることがポイントです。
通常はこしてカッテージチーズと乳清(ホエー)に分けますが、このレシピでは分離させたものをそのまま使います。
一体どんなパンケーキになるのか、興味津々!
作ってみた率直な評価はこちら!
ふわふわ感:★★☆☆☆
もっちり感:★★★★★
しっとり感:★★★☆☆
とろける感:★★☆☆☆
「うわ、すごくもっちりしてる!というか、ねっちり!」
「すりおろしたジャガイモでも入ってそうなくらいだね」
「わたしはこれくらいの重さ、好き~!」
「でもやっぱりとろけないなあ・・・」
乳清(ホエー)入りパンケーキ
参考レシピ:cookpad.com
最後に作るbills風のためのチーズ作りで乳清(ホエー)ができたので、乳清だけで作るパンケーキも試すことに。
卵も牛乳も入れないので、乳清を入れるとどうなるのかがバッチリ検証できそうです。
卵アレルギーの人にもいいですね。
作ってみた率直な評価はこちら!
ふわふわ感:★★★☆☆
もっちり感:★★★★☆
しっとり感:★★★★☆
とろける感:★★☆☆☆
「この見た目、ほら、チーズ蒸しパンみたい!」
「そっくり!でも、味は蒸しパンとは全然違うんだね」
「しっとり系のビスケットとかスコーンみたいじゃない?」
「たしかに!その表現はうまい!これ、かなり上位だなあ」
「そう?わたしはそうでもないなぁ。わざわざ作りたいというほどではないかな」
「これは珍しく好みが分かれたね」
カルピスソーダ入りパンケーキ
参考レシピ:news.mynavi.jp
レモン汁入りのレシピを調べているときに偶然発見したレシピで、気になるので試作のラインナップに追加!
炭酸を入れるとは想像もできないですが、一体どんな感じなんでしょうか?
作ってみた率直な評価はこちら!
ふわふわ感:★★★★★
もっちり感:★★★☆☆
しっとり感:★★★★☆
とろける感:★★☆☆☆
「これは焼き色がきれい!」
「炭酸で膨らむんだね~。ふわふわ!」
「うん、今までで一番軽い食感!」
「カルピスって知らないとわからないけど、知ってると後味でわかるね」
「隠しきれないカルピス味が、まずくはないんだけどちょっと残念だな」
「“工夫しました!”って感じはあるね(笑)。でも、このお手軽さはポイント高いね!」
リコッタチーズ入りパンケーキ(bills風)
参考レシピ:cookpad.com
世界一の朝食として人気のbills風で、手作りのリコッタチーズを入れます(正確にはこれはカッテージチーズです)。
本家のレシピは砂糖は入りませんが、ホットケーキミックスでも似たような雰囲気になるのでしょうか?
作ってみた率直な評価はこちら!
ふわふわ感:★★★★★
もっちり感:★★★☆☆
しっとり感:★★★★★
とろける感:★★★★★
「おお、来た~!ついにとろけた~!!!」
「ハイ、1位決定!1位というか殿堂入りでいいんじゃない?」
「bills行ったことないから本物わかんないけど、これでもう満足した」
「それわかる。でもリコッタチーズとメレンゲは作りたくないなぁ」
「少なくとも、自分用には作らないね。あ、新婚だったら作ったかな♪」
「う~ん、味は圧勝なんだけどねぇ」
8種類作ってみた総合評価
予想以上の盛り上がりを見せた試作&試食会が終わり、いよいよ総合評価です。
皆さん気になるであろう、ランキングはこちら!
美味しさ総合ランキング
2位 ヨーグルト入りパンケーキ
3位 薄焼きパンケーキ
人気のランキングの順位は、「味」が決め手ですね。
これはもう、満場一致でリコッタチーズが圧倒的に1位でした。
「とろける=口の中でじゅわっと溶ける」という意味だとするなら、「とろけた」と言えるのはこれだけです。
そして残念ながら8位になったのは、なんと森永オリジナルレシピである基本のホットケーキ。
「本家のレシピだから一番おいしいのでは?」という予想もあったのですが、こちらは残念な結果となりました。
決してまずくない(というかおいしい)のですが、パンケーキ好きの方々の研究の成果は素晴らしいということでしょうね♪
自分で作るならコレ!ランキング
1位 ヨーグルト入りパンケーキ
2位 薄焼きパンケーキ
3位 カルピスソーダ入りパンケーキ
コストや手間も踏まえての「作るなら」ランキングです。
先ほどのランキングで1位だったリコッタチーズ入りは確かに美味しいのですが、どうしても手間がかかりがち。
ということもあり、このような順位になりました。
評価のまとめ
評価結果から見えてくる本音、それは…。
「いくら最高においしくても、手間がかかるのは絶対イヤ!」
「でも、“そこそこおいしい”じゃ物足りない。“相当おいしい”でないとイヤ!」
ということ。
なんという贅沢なワガママでしょうか(笑)。
また、bills風が味でダントツの評価を集めたことを踏まえて考えると、「ふわふわ重視派」も「もっちり重視派」も、「“ふわふわ”よりも“とろける”重視」「“もっちり”よりも“とろける”重視」ということが言えそうです。
つまり、「チーズやメレンゲを作らずに、じゅわっととろけるパンケーキが作れたら最高!」ということですね。
次章では、そんな理想のパンケーキが作れるオリジナルレシピを追究していきます。
果たして、そんなウマい話を実現させられるのでしょうか?
理想のパンケーキを追究してみよう!
理想の配合と手順を探すためには、それぞれの材料・手順の効果をきちんと知るところから。
まずはそこをきちんと検証してみることにします。
パンケーキをおいしく作る小さなコツ
ネットには「コレを入れるとおいしくなる!」という隠し味も紹介されていますよね。
また、8種類ものパンケーキを連続して作ってみたことで、ちょっとの違いで生まれる味の差がわかってきました。
理想のパンケーキ探すため、まずはそこを整理してみることにします。
「おいしくなる隠し味」の実験
森永のホットケーキミックスに書かれている「基本のホットケーキ」を元に、隠し味入りを作って比べました。
結果を簡潔にまとめると、こちら!
★パンケーキ生地に加える隠し味の効果
隠し味 | 効果 |
---|---|
ヨーグルト | しっとり感UP |
乳清(ホエー) | もっちり感UP |
マヨネーズ | ふわふわ感UP |
みりん | しっとり感と甘みUP |
溶かしバター | とろける感とリッチ感UP |
ちなみに、バターの代用になるかとサラダ油を入れてみましたが、期待した効果は得られませんでした。
また、ホットケーキミックスにベーキングパウダーが入っていますが、もっちり感のアップを期待して重曹も試してみたのですが、残念ながら重曹特有の臭みが加わっただけでした。
ホットケーキミックスを使うレシピに重曹を使う必要はなさそうです。
作り比べてわかったおいしくなるコツ
材料だけでなく、作る手順の違いでも味はかなり変わります。
作る際に知っておくと便利なコツがこちら。
卵と牛乳→ホットケーキミックスの順で混ぜる
粉を混ぜすぎるとふわふわ感がなくなるためです。
ホットケーキミックスを混ぜるときはヘラを使う(泡だて器の場合でも、混ぜすぎないようにする)
これも上の理由と同じ。
粉を混ぜすぎないためです。
とろける食感を求めるなら、バターを引いて弱火で焼く
表面がしっとりしていないと、口に入れたときの「とろける食感」が台なしになってしまいます。
そのためには油、できればバターを引くこと。
焦がさないように、弱火で焼くことです。
均一な焼き色を求めるなら、油を引かずに焼く
フッ素加工のフライパンの場合ですが、油を引かずに焼くと食品サンプルのようにきれいな焼き色になります。
但し、この焼き方では「とろける」にはなりません。
焼いている途中に触らずに待つ
ふわふわ感が台なしになるので、決して押さえないこと。
また、何度もひっくり返すと焼き色が汚くなるので、返すのは1回だけでOKです。
理想のパンケーキレシピはこれだ!
今までの結果を総合して、何度か試作を重ねた結果…。
ついに「チーズもメレンゲも使わず、誰にでも簡単に作れるじゅわっととろけるパンケーキ」が完成しました!
薄焼きタイプですが、口の中でふんわりじゅわっととろけます。
試食してくれた友達も家族も大絶賛!
「お店のパンケーキだとしてもハイレベル」という声も出ましたよ♪
2枚重ねて口に入れると「厚焼き感」を味わうことができますので、折りたたんで盛りつけるのがおすすめです。
(薄焼きレシピの盛りつけを参考にしてください)
今回特別に「究極のパンケーキ」レシピを公開するので、この機会に是非作ってみて下さい!
【材料】
ホットケーキミックス 50g、卵 1/2個、牛乳 大さじ1.5、プレーンヨーグルト 60g、溶かしバター 10g、マヨネーズ 3g、みりん 大さじ1/2
【作り方】
- レンジで溶かしバターを作る。10gの場合は、600wのレンジで20秒程度。
- ホットケーキミックス以外の材料を泡だて器で均一になるまでよく混ぜる。
- ホットケーキミックスを入れ、ヘラでさっくりと混ぜる。
- フライパンを弱火で熱し、バター(分量外)を引く。
- 生地を低めの位置からそっと流し入れる。
- 蓋をして3分焼く。焼き色が弱い場合は、様子を見ながら追加で1分。
- 裏返し、蓋をせずに2分焼く。
【ポイント】
- ヨーグルトはパック上部のゆるめの部分を使うこと。
- 生地は低めの位置から静かに流し入れる。
- 「3分以上4分以内で薄茶の焼き色になる火加減」が理想。
かわいい写真を撮れる盛りつけに挑戦してみよう!
さて、おいしいパンケーキができればそれで満足でしょうか?
おいしいパンケーキができれば、やはり「カフェっぽいステキな盛りつけ」をしたくなりますよね。
そしてSNSへの投稿は、盛りつけ上手への近道。
女優さんが見られることでキレイになっていくように、料理の盛りつけも見られることで磨かれます!
写真を撮ることを前提に、パンケーキを簡単にかわいくするコツを考えてみました。
デコレーションの難易度を実験
今回のパンケーキ研究会に集まったのは、女性たち5名。
料理を専門的に勉強した人も飲食業界に勤めていた人もいませんが、それでも「カフェっぽく」ができるのでしょうか?
その挑戦の結果は、こちら!
どうでしょう?
料理のプロがいないにしては、頑張ったと言えるのではないでしょうか!?(自画自賛!)
ということで、そのポイントと思われる部分をまとめて見ました。
粉砂糖とチョコシロップはマストアイテム!
実際にデコレーションしてみて、その簡単さと効果の大きさに驚きました。
粉砂糖は盛りつけの最初に、茶こしでお皿全体に薄く振りかけるように。
逆にチョコシロップは最後から2番目(最後はミント)です。
こちらもお皿全体ですが、20㎝ほどの位置から勢いよく自由に落書きするように。
本当にコツはいりません。
この写真もよく見るとチョコの模様はかなりアンバランスなのですが、あまり気になりませんよね?
やっぱりミントは便利!
ミントの緑があるだけで、盛りつけがパッと華やかになりますね。
新芽っぽい部分を含めた数センチ分の茎を使うと飾りやすいです。
飾りのためだけに買うにはけっこう高いので、撮影用にはパセリなどでごまかす人も多いですよ。
クリームは絞らなくてよい!
クリームを絞るのは技術が必要なので、技術のない人が絞ると”手作りおやつ感”満載になってしまいます。
また、乳脂肪分が35%くらいの純生クリームだと、泡立ててもゆるい感じなのでそもそも絞るのには不向き。
「難易度は高いのか…」と諦めかけましたが、クリームをスプーンですくって垂らすだけでも予想外に綺麗なことが判明しました!
丁寧に乗せるよりも、20㎝ほどの高さからポタッと落とすように乗せるほうが自然な形になります。
小さなデザートスプーンではなく、カレースプーンくらいの大きさがおすすめです。
ハニーナッツは使える!
最近流行っているハニーナッツ(ナッツの蜂蜜漬け)。
ミックスナッツと蜂蜜で、家でも簡単に作れます。
フルーツを盛るより楽ですし、つやつやした光沢がいい仕事をしてくれます。
アーモンドは必須!
シンプルな盛りつけには和皿が合う!
パンケーキは洋食なので基本的には洋皿ですが、洋皿にシンプルなパンケーキはなんだか淋しい印象になります。
その点、渋い和皿では盛りつけのシンプルさがお皿の雰囲気にマッチして、洋皿よりも印象は良くなりました。
カラフルな盛りつけと比べてしまうと物足りない気がしますが、これだけを単体で見ればそう悪くありません。
生のフルーツは盛るのが難しいから別盛りorフルーツソースにする!
カラフルな生のフルーツがあればどうにかなりそうな気がしますが、やってみるとかなり難しかったです。
手を加えれば加えるほど自信がなくなってきて、どんどん混乱してしまうのです。
ということで、その解決策を考えてみました。
◆解決策1 :別盛りにする!
ココット型などにフルーツを入れて横に添えます。
パンケーキの上に盛るより簡単でした。
◆解決策2:フルーツソースにする!
フルーツソースだと、フルーツの色や形は無関係ですし、複雑に重ねる作業がないので少し楽。
ジャムよりも果実ゴロゴロのほうが見栄えがいいです。
これは安いイチゴや冷凍のブルーベリーで作りました。
生のフルーツより華やかさには欠けますが、Instagram風の写真との相性は良さそうです。
重ねて盛る時は、余計な背景が写り込まないように周りを片付けること!
パンケーキを何枚も重ねるだけで簡単にカフェっぽくなるのではないか、と期待してチャレンジしました。
盛りつけるまでは簡単でいい感じだったのですが、いざ撮影しようとなると問題が…。
重ねた部分をちゃんと撮ろうと横からカメラを構えると、背景に部屋の様子が写りこんでしまうのです。
テーブルの上だけならサッと片付ければ済みますが、部屋全体がフレームインしてしまうと家の中で撮影するのは厳しいです。
かと言って、上から撮ると重ねていることがわかりづらいのであまり意味なし。
オシャレなのですが、どちらかというと写真に撮るには不向きな盛りつけでした。
初心者でも上手に撮るコツ3か条!
というわけで、挑戦の結果を踏まえての「3か条」を紹介します!
白くて大きなお皿を使う!
お皿がかわいいと盛りつけの残念さをカバーしてくれるような気がしますが、お皿と盛りつけの相性を考えなくてはならない分、逆に難易度が上がってしまいます。
思い切って大きなお皿を使うと、お店っぽい雰囲気が出て見栄えもいいですよ。
小道具での演出はせず、料理だけを撮る!
小道具やカトラリーを使ってさりげない演出ができると理想的なのですが、やはり経験がないと難しいですね。
上の写真の2枚(今回撮影したものではありません)は全く同じパンケーキですが、右は難易度が高いです。
写真に凝るとパンケーキがどんどん冷めてしまいますので、手早くお皿だけをアップで撮ってしまうのが賢明!
途中で何度も撮る!
フルーツを盛りつける話のときにも書きましたが、盛りつけているとどんどん泥沼にハマることがあります。
「手を加える前のほうがマシだった…」ということも多いので、完成前にも撮っておきましょう!
また、上から・斜め上から・真横からと同じ状態で3パターンくらい撮っておくと投稿用を選ぶときに役立ちます。
「もっと料理写真を極めたい!」という方は、料理写真を美味しく見せる撮り方についての記事もあるので、そちらも参考にしてみてくださいね♪
まとめ
大声で言いたいです。
「パンケーキは奥が深い!!」
パンケーキの食べ比べがこんなに盛り上がるとは期待以上でした。
短期間にこんなに食べたんだからしばらく見たくなくなるかと思いきや、
などなど、パンケーキへの興味と食べたい気持ちはますますヒートアップしてきてしまいました。
また、今回使った森永以外のホットケーキミックスとの味の違いも大いに気になるところです。
食への安全が高まっていることもあり、最近は国産小麦やアルミフリーの高級系ホットケーキミックスも増えているので、そちらも試してみるといいかもしれません。
店舗で入手しやすいのは成城石井、通販でお買い得なのはクオカかなと思います。
という訳で、思いがけず熱くなってしまったパンケーキ研究会でした!
あなたのステキなパンケーキライフに役立てていただけると幸いです♪
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