
こんにちは。ニキビケアについて日々ツイキュウしているERIKOです。
これまで白ニキビ、黒ニキビ、赤ニキビと解説してきましたが、今回は「黄ニキビ」。
人目につく場所が炎症を起こして化膿するというのは、本当につらいですよね。
仕事でもプライベートでも、人に会うのがとにかく憂鬱になってしまいます。
しかも黄ニキビは頑固でなかなか治らないので、治療やケアも挫折しがち。
通院や生活習慣の改善を途中でやめてしまい、黄ニキビが慢性化してしまっている人が多いのではないでしょうか。
でも、赤ニキビと同じく黄ニキビも、きちんと治療すれば改善します。
どうせ無理だと諦めず、もう一度、最初からチャレンジしてみませんか。
基本のスキンケアからしっかり解説していきますので、参考にしてくださいね。
楽しく過ごせる毎日を取り戻しましょう!
黄ニキビとは?
黄ニキビは、赤ニキビの炎症がさらにひどくなって化膿してしまった状態。
膿疱とも呼ばれ、炎症が肌の奥の真皮にまで深く入り込んでしまっている重症のニキビです。
ニキビが治っても跡が残ったり色素沈着したりする可能性もあり、美肌を取り戻すには相応の覚悟が必要です。
しかし、肌はターンオーバーを繰り返して常に新しく生まれ変わっています。
健康な肌が再生され、男性ホルモン優位のホルモンバランスを改善できれば、重症な黄ニキビも必ず治りますよ!
黄ニキビの治し方
繰り返しますが、重症な黄ニキビでも肌が再生され続けるかぎり完治の見込みはあります。
ニキビが治ったところで、ニキビ跡や色素沈着でどうせ美肌にはなれないんだし・・・と、諦めることなかれ!
ニキビ跡や色素沈着で悩むのは、黄ニキビを治してからでも遅くありません。
炎症を鎮めるには抗生物質などの内服薬も有効ですので、思い切って皮膚科を受診するのもオススメです。
生活習慣の見直し
生活習慣の改善は、ニキビを治すためというよりも新しいニキビができるのを防ぐために重要なことです。
なお、自分の手で潰すのは雑菌が入って悪化しやすくなるので絶対にNG!
洗顔
思春期ニキビ用の強力な洗顔料は、大人のニキビには逆効果になってしまうことがあります。
朝晩の1日2回、刺激の少ない洗顔料や石鹸をよく泡立てて優しく丁寧に洗えば充分です。
- 顔をぬるま湯で少し濡らしておきます。(適温は32℃)
- 洗顔料をよく泡立てます。
- あごからほほにかけてのUゾーンに泡をのせ、汚れと軽くなじませます。(肌に触れないように)
- 額、鼻にかけてのTゾーン、次に目元や唇に泡をのせて、軽く汚れとなじませます。
- ぬるま湯を使って、手早く洗い流します。(あご下、はえぎわに洗い残りがないように)
- タオルで肌を軽く押さえるようにして、水を吸いとらせます。
メイクは厳禁ではありませんが、パウダーファンデーションやポイントメイクの強調で肌への刺激を減らしましょう。
お湯で落とせるタイプの化粧品は、32℃のぬるま湯ではゴシゴシこすらないと落ちない場合も。
低刺激のクレンジングミルクと洗顔料でW洗顔するほうが、肌への負担は少なくて済むことがあります。
白ニキビや黒ニキビに有効なピーリング石鹸は、ひどい炎症を起こしている黄ニキビには刺激が強すぎて不向き。
抗炎症作用のあるグリチルリチン酸ジカリウムを含み、きめ細かく泡立つ低刺激の洗顔料や石鹸にしましょう。
泡立てネットを使うときめ細かい泡を簡単につくれるので便利です。
但し、ネットに雑菌が繁殖しないよう、常に清潔を保つよう注意してください。
スキンケア
白ニキビや黒ニキビに有効なワセリンも化膿している黄ニキビには逆効果で使えませんし、美白成分などがたっぷり入った美容液も浸透しすぎて刺激になってしまうことがあるため、黄ニキビは日常のスキンケアひとつとっても悩みが山積み。
大人ニキビ向けのノンコメドジェニックの基礎化粧品もありますが、皮膚科でスキンケアのアドバイスを仰ぐこともできます。
食生活
そのために、規則正しくバランスの良い食生活が非常に大切です。
食べてはいけない物はありませんが、油分や添加物の多い食べ物は控えるようにしましょう。
逆に、新陳代謝を促進してくれるビタミンBやビタミンCを含む野菜、新しい皮膚をつくるタンパク質は必須です。
お酒の飲みすぎは肝臓に負担をかけるだけでなく、睡眠の質を低下させてしまうので気を付けてください。
また、タバコはビタミンCを破壊してしまう美肌の天敵なので厳禁です!
睡眠、ストレス解消、適度な運動
仕事が忙しいから無理だと諦めず、少しの時間でも運動やリラックスの時間を取るようにしてください。
スマホに向かう時間を30分減らせば、1ヶ月で15時間もの時間が捻出できますよ。
ニキビを刺激しない工夫
つい指で触ってしまう癖をやめる、コンシーラーで無理に隠さない、毛先が前髪や頬に当たらない髪型に変える、顔を拭くためのタオルをオーガニックコットンのガーゼにする、丸首ではなく前開きの衣類を選んで摩擦を減らすなど、日常生活でできることはたくさんあります。
市販のニキビケア製品
黄ニキビに関しては、市販品で治そうとすることはオススメできません。
思春期ニキビ用の強力なケア製品、コメドプッシャー、毛穴パック、いずれも炎症の起きている皮膚を傷めてしまいます。
オロナインなら使っても悪影響はありませんが、あくまでも軽症の皮膚疾患や傷を治すための薬。
外用薬に頼るなら、オロナインを購入するよりも皮膚科で外用薬を処方してもらうほうが効果は高いでしょう。
但し、色素沈着を防ぐためにビタミンCのサプリメントを服用するのはいいかもしれません。
ビタミンCは、やけど痕の治療などで、皮膚科で処方されることもありますよ。
病院での治療
重度の黄ニキビの場合、まずは炎症を抑えることが重要なので、一度も受診していない人は皮膚科へ行ってみましょう。
生活習慣の改善だけで治すより、抗生物質やステロイドを使うと炎症が鎮まるのは早いですよ。
また、黄ニキビの改善は長期戦になるので皮膚科医との相性がとても重要。
近隣に何軒か皮膚科があるなら信頼できるところが見つかるまでいくつか訪ねてみるのもオススメです。
その際は、前の病院での処置や薬を説明し、何が不安要素だったかをきちんと伝えてくださいね。
複数の病院から処方された薬を自己判断で組み合わせるのは危険なので、絶対にやめましょう。
なお、PMSが原因のニキビなら、婦人科での治療が効果を発揮する場合もあります。
※【参考】皮膚科でも全くダメだった私のニキビがたった2ヶ月で劇的に回復したお話
抗生物質
なお、一時的に炎症を抑える効果は高いものの、抗生物質にニキビの予防効果はありません。
抗生物質による治療と並行して、生活習慣の改善やホルモン療法など予防対策を講じる必要があります。
ステロイド
最近はアトピー治療でもステロイドの効果が広く認知されつつあり、正しく使えば怖い薬ではありません。
ケナコルトというステロイド剤を、重症のニキビに直接注射するという治療を行っている病院もあります。
ステロイドの治療に納得できなければ医師にそう伝えるか、ほかの病院を探してみましょう。
レーザー治療
実施している病院はまだ少ないですが、LEDダイオード療法やアレキサンドライトレーザーなどがあります。
保険適用外の治療で高額になりますので、お財布と相談しながら検討してみてください。
ホルモン療法
ピルなどのホルモン剤を用いてホルモンバランスを整えていくのがホルモン療法です。
内服薬が主ですが、局所的に塗布する外用薬もあります。
漢方薬
薬局で買うと高額ですが、漢方専門医のいる病院のほか、東洋医学を取り入れている皮膚科医や婦人科医もあります。
基本的には保険適用で処方してもらえるので、気軽に試すことができます。
まとめ
諦めてしまいたくなる黄ニキビですが、継続すれば道は開ける!と思っていただけたでしょうか。
私事ですが筆者は以前、アトピーに効果の高い化粧品を販売する会社の受付をしていたことがあります。
あんなにひどかったアトピーが治った!という感謝の声が多く寄せられる一方、治らないというクレームもたまにありました。
もちろん、本当に肌に合わなかった人もいるでしょう。
でも話を聞いてみるとほとんどの人が、決められた使い方を守らず、毎日継続もしていないということだったのです。
継続することがいかに大切か、そして難しいか、ということですね。
家族や友人に宣言して見守ってもらう、皮膚科に通って医師と二人三脚で取り組むなど、続ける工夫もしてみてください。
ひとりでは難しい継続も、応援してくれる人がいれば続けられるものです。
身体の仕組みからすると、ターンオーバーにより健康な肌が再生されれば、どんなニキビ肌でも必ず改善します。
もう一度、黄ニキビ撲滅のための努力を始めてみてくださいね!
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