
こんにちは。30代で初めて赤ニキビを経験したERIKOです。
肌荒れには長年悩まされてきましたが、頬に居座るニキビがあんなに憂鬱なものとは!
プロアクティブなどニキビ用ケア商品はいろいろありますが、その多くは思春期ニキビ向け。
原因が複雑に絡み合う大人ニキビは治すのが難しいのでさらに悩ましいですね。
でも、諦めないで!!!
難敵の赤ニキビでも、正しいケアを続ければ必ず改善します。
症状によっては病院に行ったほうがよいこともありますが、毎日のスキンケアや生活習慣を見直すのは基本中の基本。
というわけで、今回は「赤ニキビを治すためのセルフケア」を徹底ツイキュウ。
洗顔や基礎化粧品の使い方や食生活の改善について、詳しく解説していきます。
赤ニキビを隠す生活から決別したい方、ぜひ参考にしてくださいね!
赤ニキビとは?
赤ニキビは、皮脂が詰まった毛穴のなかでアクネ菌が増殖して炎症を起こしてしまっている状態。
赤色丘疹とも呼ばれ、一般的にニキビと言うとこの赤ニキビを指すことが多いですね。
白ニキビや黒ニキビが悪化して赤ニキビになるとされますが、朝起きたら赤ニキビができているという人も多いでしょう。
いずれにせよ、化膿して黄ニキビになってしまう前に治すことが肝心です。
赤ニキビの治し方
重症な赤ニキビでも、正常なターンオーバーにより健康な肌が再生されるといつかは完治します。
しかし、ひどい赤ニキビはニキビ跡が色素沈着を起こしてしまうこともあるので、数週間で美肌を取り戻すのは困難。
数ヶ月、半年というスパンで気長にセルフケアを続けて完治を目指すことが必要になります。
炎症を鎮めるには抗生物質などの内服薬も有効ですので、早めに皮膚科を受診してみてもよいでしょう。
生活習慣の見直し
生活習慣の改善だけで赤ニキビを治すのは時間がかかりますが、再発を防ぐためにも重要なことです。
いまできているニキビを治すためだと思うと挫折しそうになりますが、新しいニキビを作らないためだと思って続けましょう。
なお、自分の手で潰すと雑菌が入ってさらに炎症を悪化させることもあるので厳禁です!
洗顔
思春期ニキビ用の強力な洗顔料は、大人のニキビには逆効果になってしまうことがあります。
朝晩の1日2回、刺激の少ない洗顔料や石鹸をよく泡立てて優しく丁寧に洗えば充分です。
- 顔をぬるま湯で少し濡らしておきます。(適温は32℃)
- 洗顔料をよく泡立てます。
- あごからほほにかけてのUゾーンに泡をのせ、汚れと軽くなじませます。(肌に触れないように)
- 額、鼻にかけてのTゾーン、次に目元や唇に泡をのせて、軽く汚れとなじませます。
- ぬるま湯を使って、手早く洗い流します。(あご下、はえぎわに洗い残りがないように)
- タオルで肌を軽く押さえるようにして、水を吸いとらせます。
メイクをする場合は、パウダーファンデーションを使ったりポイントメイクを強調したりして肌への刺激を減らしましょう。
お湯で落とせるメイク用品もありますが、32℃のぬるま湯でこすらず落とすのは難しい化粧品も多いです。
肌への刺激の少ないクレンジングミルクを使ってW洗顔することをオススメします。
抗炎症作用のあるグリチルリチン酸ジカリウムを含み、きめ細かく泡立つ洗顔料や石鹸を選ぶとよいでしょう。
泡立てるのを手抜きしてしまう人には、泡立てネットが便利です。
便利ですが、ネットの清潔にはくれぐれも気を付けるようにしてください。
スキンケア
洗顔後に保湿して保護するというステップが白ニキビや黒ニキビと同じですが、ワセリンは赤ニキビには油分が多すぎますし、美白などの有効成分のたっぷり入った美容液も浸透しすぎて刺激になってしまうことがあるので、基礎化粧品選びには注意が必要です。
基礎化粧品選びに迷ったら、大人ニキビ向けのノンコメドジェニック化粧品などを試してみるのもいいでしょう。
ノンコメドジェニックでなくても肌に合っていればOKですが、痛みやかゆみがひどい場合は変えることも検討してみてください。
食生活
肌のターンオーバーを促進するために、毎日の食生活は何よりも重要だと言っても過言ではありません。
食べてはいけない物はありませんが、やはり油分や添加物の多い食べ物は控えるほうが無難。
新陳代謝を高める効果のあるビタミンBやビタミンCが豊富な野菜、新しい皮膚をつくるタンパク質を意識して摂りましょう。
お酒の飲みすぎは肝臓に負担をかけてしまいますし、睡眠の質を低下させてしまう弊害もあるので要注意です。
また、タバコはビタミンCを破壊してしまうので、喫煙者は禁煙する努力をしてくださいね。
睡眠、ストレス解消、適度な運動
仕事をしていると無理だと決めつけてしまわず、1日10分でも15分でもリラックスや運動の時間を取るように心がけましょう。
スマホに向かう時間を30分減らすだけで、1ヶ月で15時間の余暇が確保できると思えば気楽になりますよ。
ニキビを刺激しない工夫
つい触ってしまう癖をやめる、コンシーラーで塗りこめない、前髪や頬に毛先が当たらない髪型にする、洗顔後に使うタオルをオーガニックコットンのガーゼにする、うつぶせ寝をやめる、丸首のトップスを避けて摩擦を減らすなど、日常生活でできることはたくさんありますよ。
市販のニキビケア製品
市販の赤ニキビ用のケア製品の多くは思春期ニキビ用。大人ニキビには逆効果になることもあるので要注意です。
コメドプッシャーや毛穴パックなども、炎症の起きている皮膚をさらに傷めてしまうので使わないようにしましょう。
オロナイン
しかし、そう強力な薬ではないので、効果を感じられず別の薬を試したいなら皮膚科で相談してみるのもいいでしょう。
なお、オロナインを使ったパックはメーカーとしても非推奨ですし、炎症を起こした赤ニキビ肌にはオススメできません。
病院での治療
重度の炎症を起こしている場合は、皮膚科で治療を受けてみるのもいいでしょう。
赤ニキビの場合は面皰圧出やケミカルピーリングではなく、まず炎症を抑えるための治療が行われるのが一般的です。
PMSが原因のニキビの場合は、婦人科での治療が効果を発揮する場合もありますよ。
参考:皮膚科でも全くダメだった私のニキビがたった2ヶ月で劇的に回復したお話
抗生物質
内服薬もありますし、ダラシンなど患部に塗布する外用薬もあります。
抗生物質は一時的に炎症を抑える効果は高いですが、ニキビをできなくするための薬ではありません。
抗生物質での治療と並行して、ほかの予防対策を講じていく必要があります。
ステロイド
アトピー治療でもステロイドの正しい使用による効果が広く認知されつつあり、以前のような「怖い薬」というのは思い込み。
納得できなければ医師にそう伝えるか病院を変えてもよいですが、常識外れの治療というわけではありません。
ケナコルトというステロイド剤を、重症のニキビに直接注射する治療を行っている病院もあります。
ホルモン療法
具体的には、男性ホルモン優位の状態になってしまっていることです。
ホルモン療法は、ニキビができない肌をつくるためにピルなどのホルモン剤を用いて治療すること。
内服薬による治療が主ですが、患部に塗布する外用薬もあります。
漢方薬
漢方治療を行っている皮膚科や婦人科は少なくありませんし、漢方専門医のいる病院もあります。
保険適用で処方してもらえる漢方薬も多いので、気軽に相談してみてください。
まとめ
白ニキビや黒ニキビに比べると治すのが難しい赤ニキビ。
セルフケアによる自然治癒を目指すこともできますが、挫折しそうなら通院治療と並行するのもいいですね。
一緒にがんばってくれる人がいれば、毎日のケアも続けやすいです。
皮膚科医は重症例を見慣れていますから、「こんな肌を見せるのは恥ずかしい」と尻込みする必要はありませんよ。
ターンオーバーにより健康な肌が再生され、新しいニキビができなければ、どんなニキビ肌でも必ず改善します。
自分を信じて、もう一度、赤ニキビ撲滅のための一歩を踏み出してくださいね!
【参考URL】
公益社団法人 日本皮膚科医学会:https://www.dermatol.or.jp/
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