
こんにちは。40歳を前に、シミ対策に本腰を入れ始めたERIKOです。
20代前半までは絶対になかったはずのシミは30代に入ると少しずつ濃くなって数も増え、見て見ぬふりをするのが限界になる日がいつかやってきてしまいます。
手遅れになる前にシミ対策を徹底して、美肌をキープしたい!
そう願う女性のために、今回はシミの消し方と予防法を徹底ツイキュウしました。
薄いシミはセルフケアで消せる可能性がありますし、濃いシミも美容クリニックや美容皮膚科で治療すれば大幅な改善が期待できます。
どんなシミでも消せる!とは言えませんが、「どんなシミでも薄くできる!」とはハッキリ言えます。
但し、自分のシミのタイプをきちんと判別しないと的を射た対策はできませんし、新しいシミを作らない予防も大切です。
治療と予防、その2つを根気よく続けて、シミのない肌を取り戻しましょう!
シミとは?
シミとは、皮膚の中にメラニンが蓄積され、地肌の色よりも濃く見える部位のこと。
紫外線などの要因によってメラニンの生産工場であるメラノサイトが刺激されてメラニンが生産される、という仕組みは日焼けと同じですが、日焼けと違ってメラニンの過剰生産が止まらなくなってしまっている部分がシミです。
但し、一見同じように見えるシミでも、その原因によって多くの種類に分けられるので、まずはその判別が重要になります。
シミの種類と原因
シミの種類と原因について、ここでは代表的な7種類について解説します。
いずれの場合も、皮膚表面に近いシミは比較的消しやすく、皮膚の奥深く(真皮層)まで達しているシミは消しにくいのが特徴です。
老人性色素斑
一般的に「シミ」と呼ばれるのがこの老人性色素斑です。
日光黒子とも呼ばれ、老人性という名称ではありますが早ければ20代後半から発生します。
原因 | 長年の紫外線ダメージによりメラニン色素の生成が過剰になること。 |
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年代 | 一般的には30代、早ければ20代後半から。 |
部位 | 目頭からこめかみにかけての、頬骨に沿った場所に多い。 |
見分け方 | 薄茶色で凹凸がなく、数ミリから数センチの大きさ。 |
肝斑(かんぱん)
左右対称に薄く広範囲にできるシミですが、根本原因は不明です。
根拠が確立されていない治療方法が多いため、肝斑の原因や治療については様々な意見が乱立しています。
女性ホルモンに関係しているという説が有力である一方、洗顔やメイクによる摩擦が原因の炎症性色素沈着だという説もあります。
原因 | 根本原因は不明。女性ホルモン、摩擦、乾燥肌、日焼け、ストレスなどが悪化要因になる。 |
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年代 | 30~40代から発生し、閉経後に自然治癒することが多い。 |
部位 | 頬骨の周りや額、口元など。目の周囲にはできない。 |
見分け方 | 左右対称、広範囲、薄い褐色。 |
雀卵斑(じゃくらんはん)
いわゆる「そばかす」のことです。
原因 | 遺伝。紫外線が悪化要因になる。 |
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年代 | 5~6歳から思春期まで。 |
部位 | 鼻、目の下。 |
見分け方 | 薄茶色の細かい斑点で、色白の人に多い。 |
炎症性色素沈着
ニキビやヤケドなど、肌の炎症後に色素沈着したシミのことです。
通常は時間の経過ととも消えますが、ひどいケガの場合やニキビなどが繰り返しできたあとの慢性的な色素沈着は消えにくいです。
原因 | 皮膚の炎症によって活性酸素が生じてメラノサイトが刺激を受け、メラニン色素が合成されること。摩擦の刺激やムダ毛の脱毛の刺激が原因になることもある。 |
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年代 | 年齢は関係ないが、加齢とともに色素沈着しやすくなる。 |
部位 | ニキビやかぶれ、ヤケドなどの傷跡。 |
見分け方 | 傷ができていた場所かどうか。 |
ADM(Acquired Dermal Melanocytosis)
後天性真皮メラノサイトーシス、両側性遅発性太田母斑様色素斑(りょうそくせいちはつせいおおたぼはんようしきそはん)とも呼ばれる、両側の頬にできるシミのようなアザで、一般的なシミよりも奥深い真皮層でメラニン色素が生成されます。
左右対称に頬にできることが多いので肝斑と間違えられることもあり、また肝斑と混在している場合も多いので慎重な診断が必要です。
原因 | 根本原因は不明。 |
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年代 | 10代後半から20代。平均25歳。 |
部位 | 主に両頬。ほかに額外側や鼻翼、下眼瞼、こめかみなど。 |
見分け方 | やや青みがかった灰色や褐色で、頬は点状。 |
脂漏性角化症(しろうせいかっかしょう)
老人性イボ、老人性疣贅(ろうじんせいゆうぜい)とも呼ばれる良性の腫瘍で、老人性色素斑が変化することもあります。
病院で、ホクロ、日光角化症(皮膚がんの前段階)、悪性黒色腫(皮膚がん)との判別をしてもらう必要があります。
原因 | 老人性色素斑と同じ。 |
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年代 | 40代ごろから。 |
部位 | 老人性色素斑と同じ。 |
見分け方 | 平らでザラザラ、もしくは薄茶色でイボ状。かゆみを伴うことがある。 |
光線性花弁状色素斑(こうせんせいかべんじょうしきそはん)
強い紫外線を浴びたあとにできる、花びらのような形のシミです。
原因 | 強い紫外線を浴びること。 |
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年代 | 20~30代。 |
部位 | 肩や背中。 |
見分け方 | 強烈な日焼け後、炎症が引いて数ヶ月たってから現れる。 |
シミの消し方
シミはニキビや湿疹とは違うので、いったんできてしまったら一生消えないようなイメージもあります。
ですが、肌がターンオーバーを繰り返して新しい皮膚が再生されればシミは薄くなっていきますし、メラニン色素を分解する成分を含む化粧品やシミを消すための治療機器もありますので諦める必要はありません。
シミを消すには、どんな方法があるの?副作用は?
では具体的にどんな方法があるのか、その概要を説明します。
なお、シミ治療は施術後のUV対策が重要なので紫外線の強い季節は避け、秋から冬にかけての季節に行うのがベストです。
薬の内服や美容クリニックでの治療は、妊娠中・授乳中はできないことが多いです。
これは赤ちゃんに悪影響があると言うよりも、ホルモンバランスが不安定な時期なので副作用が大きくなる可能性があることや、重い副作用や重大なトラブルが起こった場合に適切な治療ができないリスクを回避するため。
妊娠中や授乳中はシミが濃くなることがありますが、この期間は積極的な治療は我慢し、予防対策に留めましょう。
ハイドロキノン
ハイドロキノンは皮膚の漂白剤とも言える美白効果のある成分で、市販の化粧品と病院で処方される外用薬があります。
薬事法により2%までは安全であるとされているので、それ以上の濃度を希望する場合は医師に相談するのが安心。
炎症や白斑など深刻な副作用があるので、個人輸入などで安易に高濃度のハイドロキノンに手を出すのはオススメできません。
外用薬(医師による処方)、基礎化粧品
【効果の仕組み】
- メラニン合成酵素であるチロシナーゼを阻害することで、メラニン色素をできにくくする。
- メラニン色素を生成するメラノサイトの活動を弱める。
- 酸化したメラニン色素を還元させる効果により、メラニンの色を薄くする。
【リスク、副作用】
- 肌に合わない場合や劣化したハイドロキノンを使用した場合に、赤みや炎症が起きることがあります。
- 紫外線対策を怠ると、シミが濃くなることがあります。
- 高濃度のハイドロキノンを長期間に渡って使った場合に、白斑が生じることがあります。
- 5%の濃度のハイドロキノンは動物実験で発がん性が指摘されており、使用が禁止されている国もあります。
トレチノイン(レチノイン酸)
トレチノインはビタミンA誘導体で、肌の再生やピーリング効果のある成分です。
ハイドロキノンとの併用は東大式トレチノイン療法と言い、トレチノインのゲルでシミを消し、ハイドロキノンで新たなシミの生成を抑えるという合わせ技的な治療法です。
外用薬(医師による処方)
【効果の仕組み】
- 表皮の一番深い層(基底層)にあるメラニン色素を排出する。
【リスク、副作用】
- レチノイン酸の過剰摂取は胎児の奇形につながる要因になるため、外用では影響がないことがわかっているものの、妊娠中、妊娠予定の人は使用できません(授乳中は医師に相談)。
エレクトロポレーション機器の特許を持つビーティフィック社が2016年2月、「副作用の無いトレチノイン療法の代替法」として美白効果を有する組成物の特許を取得したことを発表しました。
薬ではなくあくまで化粧品であり、効果のほどは不明ですが、美白技術が日々進歩していることは間違いありません。
トラネキサム酸(トランサミン)
本来は湿疹などの治療に用いられる抗炎症、抗アレルギー作用や止血効果のある薬ですが、1979年に肝斑の改善効果が報告されたことで美白目的でも使われるようになりました。
市販薬のトランシーノは臨床試験では肝斑にのみ有効性が認められており、肝斑専用の治療薬として販売されています。
内服薬(医師による処方、市販の医薬品)、基礎化粧品
【効果の仕組み】
- メラノサイトを活性化させるプラスミンをを阻害することで、メラニン色素をできにくくする。
【リスク、副作用】
- 副作用の少ない成分ですが、まれに発疹、食欲不振、胸やけ、動悸、頭痛などの症状が表れる。
レーザー治療
メラニン色素の蓄積された部分にレーザー光を照射してシミを消す方法です。
シミ治療の場合は短時間に高出力で照射するQスイッチレーザーが使われることが多いですが、Qスイッチレーザーを弱いパワーで照射して少しずつメラニン色素を減らしていくレーザートーニングも広く行われています。
レーザーの熱によって肌が赤くなったりかさぶたができたりするダウンタイムがあり、1~2週間は治療患部に絆創膏やサージカルテープで保護する必要があることも多いため、事前に施術内容の説明をしっかり聞き、タイミングを慎重に判断する必要があります。
施術後の保護材についても進歩しており、消炎作用のある医療用のファンデーションを処方してくれる病院もあります。
病院での施術
【効果の仕組み】
- 黒い色に反応して色素細胞を破壊する作用のあるレーザーが肌の内部のメラニン色素を破壊する。
【リスク、副作用】
- 1~2週間程度のダウンタイムがあることが多いです。
- 半年~1年くらい続く炎症後色素沈着が起きることがあります。
- 肌のバリア機能が落ちるため、紫外線対策を怠ると逆にシミが濃くなったり新しいシミができたりします。
光治療(IPLなど)
レーザー治療がピンポイントでシミを狙うのに対し、広範囲に幅広い波長の光を照射するのが光治療です。
レーザー治療よりは即効性は低いものの、肌への負担が少なく、広範囲のシミや色素沈着に効果があります。
シミを消すという明確な目的がある場合は、エステサロンよりも病院で相談するほうが良いでしょう。
病院、エステサロンでの施術
【効果の仕組み】
- メラニン色素を含む表皮細胞を熱によって変性させて肌のターンオーバーを促進し、シミを薄くしていく。
【リスク、副作用】
- 照射方法によっては、レーザー治療のようなダウンタイムがあります。
- 出力を高めた照射を行った場合に、広範囲のヤケドのようになるトラブルが起きることがあります。
- 肌のバリア機能が落ちるため、紫外線対策を怠ると逆にシミが濃くなったり新しいシミができたりします。
補助的な対処法
単体ではシミを消すほどの効果はなく予防的な対策法であるものの、他の治療と併用することで相乗効果が望める方法もあります。
このような方法を取り入れたコンビネーション治療を提案している美容クリニックも多いです。
ビタミンC誘導体(イオン導入)
ビタミンC誘導体は、美白成分であるビタミンCが肌に浸透しやすい状態になるよう人工的に改良された成分です。
ビタミンC誘導体を含む化粧水の使用や、肌に微弱な電流を流してその有効成分を肌の奥深くに届けるイオン導入があります。
病院で施術を受ける場合は、ケミカルピーリングなど他の治療とのセット治療が一般的です。
- ビタミンC誘導体を含む基礎化粧品
- イオン導入は、病院やエステサロンでの施術、市販の美顔器
【効果の仕組み】
- メラニン色素の生成を抑える。
- 酸化したメラニン色素を還元させてシミの色を薄くする。
- 活性酸素の働きを抑えるので、肌のターンオーバーが促進する。
【リスク、副作用】
- イオン導入は肌の奥深くまで浸透させるため、粗悪な薬剤を使用した場合に重大な肌トラブルが起きる可能性があります。
- 美顔器の連続使用は肌に刺激を与えすぎて逆効果になりやすいため、正しい使用法を守る必要があります。
ケシミンクリームなどの安価なケア製品は、「シミ消し」を謳っていても実際にはビタミンC誘導体が主成分の「シミ予防製品」であることが多いです。
色素沈着を防ぐ効果はありますが、それだけでシミを消せるほどの即効性は期待できないので注意しましょう。
アルブチン
ハイドロキノンとブドウ糖を結合させた成分で、ハイドロキノンよりも肌の漂白作用は劣るものの、肌に優しい美白ケア成分です。
αアルブチンとβアルブチンがありますが、グリコと海外の企業が開発したαアルブチンのほうが高い美白効果があります。
基礎化粧品
【効果の仕組み】
- メラニン合成酵素であるチロシナーゼを抑えることでメラニン色素をできにくくする。
【リスク、副作用】
- 副作用の少ない成分ですが、まれにアレルギー反応の出る人もいます。
ケミカルピーリング
AHA(フルーツ酸)やサリチル酸などの薬品を使って古い角質を除去する方法です。
肌への刺激が強いため、炎症を起こしているときや敏感肌の人は受けられないことがあります。
病院、エステサロンでの施術
【効果の仕組み】
- 古い角質を除去して肌のターンオーバーを促進し、新しい角質層(角層)の再生によりシミを薄くしていく。
【リスク、副作用】
- 施術後にかゆみや発赤を伴う場合があります。
- 皮膚が薄くなって肌のバリア機能が弱まるので、紫外線対策をしないと逆にシミが増えることがあります。
エレクトロポレーション(電気穿孔法)
電気の力で高分子の美白有効成分を肌の奥まで浸透させる方法です。
電気を使うという点ではイオン導入と同じですが、ヒアルロン酸やコラーゲン、トラネキサム酸といったイオン化できない成分も肌から直接導入することができるのが特長です。
病院、メディカルエステ(医師の監修を受けているエステサロン)での施術、市販のエステティックポレーション美顔器
【効果の仕組み】
- 電気の力で細胞に隙間を生じさせ、通常は肌に浸透させられない美白有効成分を真皮層にまで導入してシミを薄くする。
【リスク、副作用】
- 肌の奥深くまで浸透させるため、粗悪な薬剤を使用した場合に重大な肌トラブルが起きる可能性があります。
- 施術後にカサつくことがあるので、保湿ケアが大切です。
一般社団法人日本エステティック工業会では、(株)ビーティフィックが保有するエレクトロポレーションの特許に基づいた美容機器を「エステティックポレーション機器」とし、その名称で商標登録しています。
つまり、特許に基づかない機器は「エレクトロポレーション美顔器」とは言えますが、「エステティックポレーション機器」は名乗れません。
正規の特許技術に基づいたエレクトロポレーションの効果を得たいなら、「エステティックポレーション機器」を選びましょう。
種類別のシミの消し方
続いて、どのシミにどの対策が効果があるのかを説明します。
老人性色素斑
なお、トランサミンは美容クリニックではシミ全般に処方されていますし、トランサミンを含む美白化粧品も広く普及していますが、市販の医薬品「トランシーノ」は肝斑専用治療薬です。
【主な対策】ハイドロキノン、トレチノイン、レーザー治療(Qスイッチレーザー)、光治療(広範囲のシミ)
肝斑(かんぱん)
画像出典:www.cosme.net
レーザートーニングも広く行われていますが、トラブル事例も少なくないため医師の間でも賛否が分かれているので要注意。
レーザートーニングを受ける場合は、技術力のしっかりした信頼できる医師を選びましょう。
肝斑についてはまだ解明されていないことが多いのですが、女性ホルモン・摩擦・乾燥・日焼け・ストレスなどが悪化要因であることがわかっているので、スキンケアを含む生活習慣の改善が非常に重要です。
【主な対策】トランサミン、レーザー治療(レーザートーニング)
雀卵斑(じゃくらんはん)
遺伝性であるため数年後に再発する可能性も高いですが、治療前の状態にまで戻ってしまうことはありません。
悪化要因である紫外線を避けるなどのアフターケアの徹底も、再発予防効果があります。
【主な対策】レーザー治療(Qスイッチレーザー)
炎症性色素沈着
そのため、炎症性色素沈着の治療は外用薬での治療と、新陳代謝を促進するための施術が中心となります。
炎症後色素沈着へのレーザー治療は逆に悪化する可能性も高いため、レーザー照射の出力や時間の調整にはより高度な技術が必要。
レーザー治療を希望をする場合は、治療実績が多く、治療内容をきちんと説明してくれる信頼できる病院を探しましょう。
【主な対策】ハイドロキノン、イオン導入、エレクトロポレーション
※炎症後色素沈着のケアについては、ニキビ跡についての下記の記事も参考にしてください。
【永久保存版】ニキビ跡の消し方55種!確実に効果を出す為のケアとコツ
ADM(Acquired Dermal Melanocytosis)
強いレーザーを当てると炎症後色素沈着などのトラブルの原因になってしまうので、ハイドロキノンなどの外用薬と併用しながら低出力のレーザー治療を行うのが一般的です。
【主な対策】レーザー治療(Qスイッチレーザー)、ハイドロキノン
脂漏性角化症(しろうせいかっかしょう)
液体窒素で患部を凍結、カサブタ化させてはがす方法は保険適用ですが、治療回数を減らしてきれいに治したいならレーザー治療(炭酸ガスレーザー)が適しています。
大きなイボの場合は電気メスによる切除や外科手術が行われる場合がありますが、痛みが予想される場合は適切な麻酔が施されるので心配する必要はありません。
【主な対策】液体窒素による冷凍凝固法、レーザー治療(炭酸ガス)
光線性花弁状色素斑
しかし、早急に治したい場合や重症の場合は、病院でレーザー治療を受けることができます。
【主な対策】レーザー治療(Qスイッチレーザー)
シミの予防法
シミのない美肌を取り戻すためには、シミを消すだけではなく新しいシミを予防することが肝心。
生活習慣やスキンケアの改善、外的刺激の除去といった肌のターンオーバーを正常に保つための地道なセルフケア法が将来の美白につながります。
紫外線対策
シミの最大要因は、なんといっても紫外線。
新たなシミを作らないためには年間を通して日焼け止めやUV化粧品を使い、UVケアを怠らない努力が必要です。
また、現段階では賛否両論ですが、目から入る紫外線も肌のシミの原因になるという説もあります。
シミはともかく紫外線が目に悪影響なのは事実なので、UVカットのサングラスの使用が身体にマイナスになることはありません。
肌のバリア機能を高めるための生活習慣
規則正しい生活サイクル、質の良い睡眠、適度な運動、バランスの良い食事といった生活習慣は、自律神経を整えて肌のターンオーバーを正常にしてくれます。
肌のターンオーバーが正常になると肌のバリア機能が高まり、メラニン色素も蓄積されにくくなるので、シミができにくい肌になります。
ストレスが溜まると男性ホルモン優位になり、色素沈着しやすい状態になるのでストレス解消にも気を配りましょう。
具体的な生活習慣の改善については、下記の記事で詳しく触れていますので参考にしてみてください。
【永久保存版】
ニキビ跡の消し方55種!確実に効果を出す為のケアとコツ - ニキビ跡を改善する生活習慣
摩擦を避けるスキンケア習慣
メイクや洗顔による日々の摩擦は、肝斑や炎症後色素沈着に大きくかかわっています。
界面活性剤不使用の洗顔料やせっけんをしっかり泡立ててゴシゴシこすらず洗う、コットンでふき取るタイプのメイク落としは使わないといったスキンケア習慣の見直しはとても大切です。
また、うつぶせ寝をしない、寝具を清潔に保つ、丸首の衣類を乱暴に脱ぎ着しないといった心がけも効果的です。
色素沈着を防ぐ基礎化粧品やサプリメント
メラニン色素を破壊・排出する効果まではなくても、色素沈着を防ぐ効果があればシミ予防になります。
ビタミンC誘導体を含む美白化粧水や美容液、人間の肌になじみが良く新陳代謝を促進してくれるという馬油を日常のケアに取り入れるのもいいでしょう。
また、ビタミンCのサプリメントはヤケドなどのケガのときに色素沈着予防として一般の皮膚科でも処方されますので、シミ予防の効果が期待できそうです。
まとめ
完全に消失させられるかどうかはともかく、どんなシミでも確実に薄くすることはできます。
薄くなればメイクで隠しやすくなりますので、日常生活を明るい気分で過ごすことができるようになるでしょう。
めざましく進歩する医療技術と化粧品の恩恵を最大限に活用して、シミの撲滅に取り組みましょう。
並行して、日々の健康的な生活習慣の心がけもお忘れなく!
【参考文献】
「イチからはじめる美容医療機器の理論と実践」(宮田成章/全日本病院出版会)
【参考URL】
こころ皮膚科クリニック:
http://cocoro-hihuka.com/
Kunoクリニック:
http://kogao.d-biyou.com/index.html
はしだ眼科クリニック「紫外線のお話」:
http://www.hashidaeyeclinic.com/topics/topic05.html
グリコ「αアルブチン」:
https://www.glico.com/nutrition/product/finechemical/arbutin/
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